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意思決定の心理学

した後悔か、しなかった後悔どっちの方が大きいのっていう意思決定の心理学

投稿日:2020年4月1日 更新日:

こんにちは、心理学ライターのshinです。

あなたは何か大切な意志決定をする時にどのようにして決断を下していますか?

人生には大きい決断から小さい決断まで意思決定の場面が幾度となく訪れます。

たとえば仕事で海外への転勤を勧められた時に行くかどうか、好きな人に告白するかどうかなど様々な場面で難しい決定をしなくてはいけません。

決断による後悔を完全になくすのは難しい話ですが、どのような決断をした時に後悔しやすいのかは研究によって明らかになっています。

それでは質問です。

人間はある行動(たとえば告白)をした時か、それともしなかった時か、いったいどっちの方か後悔するでしょうか?


正解は、、、行動をしなかった時の方が後悔が大きいってことがわかっています。

しなかった後悔はした後悔よりも3倍も大きい!?

コーネル大学のトマス・ギロビッチは10年以上に渡って後悔の心理を続けて興味深い研究を発表しました。

ギロビッチは人々に自分の人生を振り返って最も後悔したことはなにかという質問に答えてもらいました。

その回答の結果、したことに対する後悔はわずか25%ほどで、

就職を選び間違えてしまったこと
愛のない結婚をしてしまったこと
タイミングの悪い時期に子供を持ってしまったことなどが挙がりました。


一方で自分がしなかったことに対する後悔はなんとした事に対しての後悔の3倍の約75%もあったのです。

そしてそのうちの上位3項目が

学校でしっかり勉強をしなかったこと
大事なチャンスをものにしなかったこと
友人や家族を大切にしなかったこと

という結果でした。

まとめ

つまり人は自分がしなかったことの方がしたことにに比べてなんと3倍も後悔しやすいってことなんですよ。

なぜこのような結果になったかというと、
したことというのは過去になると合理化しやすい(振られたけどきっとあの子は性格が悪かった)

一方で、しなかったことに関しては限りない可能性(告白していれば付き合えたかも)が生まれてしまうからではないかと考えられます。

さらにこの研究ではしなかったことへの後悔の上位3つを挙げてくれており、

勉強をしっかりすること
失敗を恐れずチャレンジすること
人間関係を大切にすること

このあたりを意識して生きていけば後悔の少ない人生を送れるかもよって考えられるわけです。

というわけでなにかにチャレンジするかどうかを迷っているときはしなかった時の方が3倍も後悔するということを思い出して決断してみてはいかがでしょうか。

後悔を減らすためのオススメ本

参考文献:その科学が成功を決める

-意思決定の心理学

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