こんにちは、心理学ライターのshinです。
今回は「初デート」を心理学的に分析してみたいと思います。
まず、大前提として「デート」をするぐらいの相手ですからあなたは相手のことを気になっている、もしくは好きであるということだと思います。
そのときに考えるのは、「どのようにしてその相手に自分のことを気になる、もしくは好きになってもらえるか」でしょう。
そんなときに参考にしてみて欲しいのが今回の話です。
結論から言ってしまうと、初デートでは「映画館で映画を見て、そして甘いものが食べられるカフェにいく」というのが最強のデートプランです。
詳しく説明しましょう。
映画を見て脳内を同期させよう
まず、初デートに欠かせないのは「映画」です。
映画は脳内を同期させる効果があると言われています。
たとえば、2004年にイスラエルのワイツマン研究所で行われた実験では、映画を見ている参加者の脳反応はほとんど同じだったということがわかりました。
なかでも映画の中でとりわけ感情を掻き立てられるシーンでは脳の30%で同期が見られ、個人の脳反応を見分けるのは難しいほどカップリングしていたこともわかっています。
相手と同じスクリーンで映像を見ることで相手と思考を近づけることが可能になるのです。
ここがまさに大事なポイントで、私たちは基本的に自分に似ている人を好きになる傾向があります。
つまり、映画を一緒に見ることで実際にはそれほど似た思考を持っていなくても一時的に脳反応がカップリングするので、似ているように感じさせられるのです。
特にスリリングな映画を見れば吊り橋効果でドキドキを加速させられるでしょう。
映画を楽しんだら次にカフェに行きましょう。
カフェで甘いものを食べるとモテる
なぜ、映画の後にカフェに行くことをオススメするか、その理由は映画の話をしつつ、一緒に甘いものを食べられるからです。
というのも、オレオクッキーを使った実験でまだ付き合っていない、もしくは関係が浅いカップルがデートで甘いものを一緒に食べると相手に対する好感度が高まることがわかっています。
進化心理学的に考えると昔は甘いものは貴重なエネルギー源だったので、それを一緒に食べるということはその相手といれば食いっぱぐれないと感じる生存本能からではないかと言われています。
映画をフックに個人的な話を聞く
さらに映画の後のカフェというのもポイントです。
初デートの場合は特に、あなたが芸人並みの話術か、とんでもないコミュニケーション能力がないかぎり、ほぼ間違いなく話が途中で途切れて気まずい空気になります。
しかし、映画のあとであれば共通の話題があるのでまず会話に困ることはほとんどないですし、相手と会話が噛み合いやすいので話が弾みます。
そして映画の話をフックにして相手の趣味や考え方、休日の過ごし方などに少しずつシフトしていくのです。
人は個人的な話をした人を好きになる傾向があるので、好きな人のタイプやどのような人生を過ごしてきたかなど、深い会話をしていけばいいのです。
最後に相手の興味に合わせて次のデートの提案
深い会話で相手が何が好きなのかを聞いたところで「じゃあ次、そこへ行こうよ」と次のデートの提案をします。
たとえば、「お好み焼きの〇〇というお店が好き」という話が出たなら、「じゃあ今度一緒に食べに行こう」と誘うのです。
こうすることによって、相手は断ると間接的に自分の好きな〇〇というお店を否定しなければならなくなるため、イエスといってくれる可能性が高くなります。
当たり前ですが、改まって言われるよりもさりげなく誘うほうが印象はいいに決まっています。
そのためにも早めに深い会話に持っていけるかどうかが勝負の分かれ目でもありますね。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
もう一度ポイントをおさらいしておくと
映画を見ることで脳内を近い状態にできる
甘いものを一緒に食べることで好感度がアップする
深い会話をすることで好感度がアップする
その日のうちにさりげなく次のデートを予約する
この辺りを押さえておくとおそらく2回目のデートにグッと近づけるかなと思います。
たとえこれらが直接的には影響しなくとも、この知識を持っているだけで、少し自信を持ってデートに迎えられるのではないかなと思います。
その少しの自信が大きな成果につながる可能性もあるってことはみなさんご存知でしょう。
というわけで恋愛心理学を駆使して、気になる人をゲットしてみてはいかがでしょうか。
じゃあまたね〜。
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