こんにちは、心理学ライターのshinです。
私たちは普段からたくさんのことを見落としていることは前の記事で指摘しました。(例えば画面の中央にいるゴリラに、、詳しくは注意の錯覚の記事をどうぞ)
男性であれば彼女やパートナーが髪の毛を切ったことに気づかずに怒られた経験が一度はあるのでは?
これはいい例で、自分がよく見ていると思っている物でも意外と気づいていないことは沢山あります。
ここからが今日の本題なのですが、これだけよく知っているということですら見落としているのであれば、もっと重要なことも見落としてるかもしれません。
その重要なこととはなんでしょうか?
答えは、幸運や幸福です。
実は、私たちのほとんどは目の前にお金があっても気づかないということが分かっています。
「金のなる木」として有名な実感があります。
「金のなる木」には6%しか気づかない?
アメリカのウエスタンワシントン大学の研究者たちは「金のなる木」として有名になる実験を行いました。
彼らは大学構内の樹木になんとドル札をぶら下げ学生の反応を調べました。
そもそもの彼らの目標は「金のなる木をみた学生たちがどんな反応を見せるのか」について観察する予定でした。
まさか、金のなる木に気づかない人がいるとは思っていなかったからです。
ところが実験を始めてみると、学生たちはイヤホンをして通り過ぎたり、友達と会話したりして素通りしていくのです。
結果として、なんと学生の6%しか「金のなる木」に気づかなかったのです。
まとめ
つまり、目の前の幸運に気づけた人は僅かに6%しかいなかったのです。
私も最初は嘘かと思いましたが、他のいくつかの研究でも証明されています。
気づいているようで気づいていない。
これは日々の生活の幸せにも言えます。よくよく考えてみれば、毎日安定して美味しいご飯を食べられている、これだけでも実はとても幸せなことです。
しかし、私たちはこのような恵まれた環境にすぐになれてしまい、更なる欲求を求めるようにできています。
このように幸せは追いかけようとすればするほど逃げてしまうようにできています。
だからこそ日々の幸せに気づくべきなのです。
日々の幸せに気づくトレーニングとして非常にいいのが、前にも紹介した3行日記です。
これはその日に起こったポジティブなこと、嬉しかったことを3つ書き出すというテクニックで、科学的にもその効果が証明されています。
実際に私も毎日書いていますが、毎日の良かったことを振り返ることができ、幸せな気持ちになれるのでぜひオススメです。(とんでもなくネガティブな私がいうのですから間違いありません(笑)。)
このように普段から幸福に気づくトレーニングをしていれば、自然と目の前の幸運を見落とすことはなくなるでしょう。
というわけで、日々の生活に幸せを見つけて充実した人生にしてみてはいかがでしょうか。
じゃあまたね〜。
参考文献、オススメ本はこちら
ネガティブな人にオススメのネガティブを力に変える本