心理学ブログ

Just another WordPress site

人間関係の心理学 影響力の心理学

低い声の方が魅力的に感じる!?説得力、信頼度がアップする「話し方」の心理学

投稿日:2020年10月3日 更新日:

こんにちは、心理学ライターのshinです。

みなさんは自分の伝えたいことをうまく伝えられていると思いますか?

巷のビジネス書とかを見ると。「話し方」が大切だよってことは散々言われているわけです。

もちろん、「話し方」が大切なことはみんな知っているわけですが、具体的にどのように話せばいいのかがわかりませんよね。

そこで今回は自分の伝えたいことの説得力を高める「話し方」について心理学的に解説します。


結論から言ってしまうと、低い声で早口で話すと説得力を高められるということがわかっています。

話をする時には内容など大切なポイントは色々ありますが、それらに劣らずどのようなスピードや声の高さで話すかが大きな影響を与えているんです。

低い声に早口で話すと説得力がアップする!?

1970年代に行われたちょっと変わった面白い実験があります。

研究者たちは20人ほどの話し手にそれぞれ2つの質問に答えてもらい、それを録音しました。

質問は以下のような内容でした。
「少数民族に有利な大学入試制度をどう思うか?」
「もし突然、大金を手にするか、または相続したら、あなたはどうするか?」

そして、それぞれの回答の録音を機械的に操作して、声の高さを20%上下にさせるとともに話すスピードを30%早くしたり、遅くしたりし、さらに4種類の音源を用意しました。

その後、研究者らは数十人の参加者を集めて、これらの音源を評価させました。

彼らにはそれぞれ、加工していない音源と、なんらかの加工をした音源を一種類だけ聞かせ、それを評価してもらいました。

要するに、どの音源でも答えの内容は同じですが、声の高低やスピードは違うので、これらの影響をどれだけ受けたかがわかるということです。


実験の結果、高い声の話し手は低い声の話し手よりも信頼できず、弱気で、影響力が小さく、神経質だという評価を受けました。

そして、遅くしゃべる話し手は、早口な話し手に比べて信頼できず、説得力がなく、消極的であるという評価を受けました。

まとめ

つまり、この2つの結果を合わせると低い声で早口に話すだけで説得力が上がるってことが示唆されています。


この研究のあとも、さまざまな「話し方」に関する研究が行われていて、さらに具体的なことがわかってきました。

それらの研究によると、相手が聞き慣れていない情報や、新しい情報を伝える時には早口の方が説得力が高まります。

一方で、よく聞く話やわかりきったことを説明する時にはゆっくり話すのがとい言われています。

声の高さに関しても、基本的には低い声の方がさまざまな恩恵が受けられることがわかっています。


ここまでをまとめると
普段の会話は早口でなくてもいいが、説得力を上げたいなら早口
基本的には声は低めの方がいい

って感じですね。


というわけで、「話し方」を使い分けてうまく人間関係を作ってみてはいかがでしょうか。

じゃあ、またね〜。




参考文献、オススメ本はこちら

ディール・カーネギーの話し方の本もオススメ

-人間関係の心理学, 影響力の心理学

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

「モテる人はアレを多用する!?」相手の好感度を上げる方法を心理学的に解説

こんにちは、心理学ライターのshinです。 今回は人間関係に使える心理学のお話をします。 私たちが生きていく上でもっとも必要な能力の1つが人と会話したり、わかりあったりするコミュニケーション能力です。 …

禁止は抑制にならない!?心理学の「シロクマ効果」を解説

こんにちは、心理学ライターのshinです。あなたは他の人に何かをしてほしくない時どのようにしてそれを実現しようとしますか? 例えばあなたは恋人に対して他の異性との連絡は取らないでなどと強く言ったけれど …

影響力の武器を徹底解説<一貫性の原理編>

こんにちは、心理学ライターのshinです。 みなさんは影響力の武器という本を聞いたことがありますか? 影響力の武器は心理学を学ぶ基礎としてとてもいい本であるだけでなく、人を説得するときにどのようにすれ …

Amazonレビューは間違いだらけ!?衝撃の事実とは

こんにちは、心理学ライターのshinです。 最近はとても便利な世の中になってきて、部屋から一歩も出なくても大抵のものが買えるようになりましたね。 特にアマゾンはここ10年ほどで一気に普及して、私たちの …

人間関係の辛さは鎮痛剤で治る!?驚くべき「ヤバイ心理学」

こんにちは、心理学ライターのshinです。 前回の記事で社会的な痛み(失恋や拒絶)はどうやら身体的な痛み(こけて擦りむくなど)と類似しているという研究を紹介しました。 ということでこのSNS社会では誹 …