こんにちは、心理学ライターのshinです。
男女関係がうまくいかないというのはどの世代の人でも持っている悩みのタネではないでしょうか。
特に関係が長期的なものになってくるとどうしてもお互いの意見が合わないところが出てきたり、慣れによって相手の扱いが雑になったりといつまでも円満とはいかないことも出てくるでしょう。
とはいえ、初めはお互いに好きで好きでこの人と一緒にいたいと思っていたはずなので、なんだかんだ言いながらもいい関係を続けたいと思う方が多いと思います。
そこで今回も心理学的に効果のある男女の関係をよくする手軽な方法をご紹介します。
さてわずか3日間、20分間ある行動を続けるだけで二人の絆が長続きする可能性を高める行動ってなんだと思いますか?
正解は、、、相手への気持ちを書き出すってことです。
どうでしょう?まだそんなことで関係がよくなるとは信じられないっていう方もいると思うので実際の研究を紹介します。
気持ちを書き出すだけで関係が続く確率が25%もアップ!?
テキサス大学オースティン校の心理学者リチャード・スラッシャーとジェームズ・ペンベイカーは自分の気持ちや考えを書き出すとカップルの関係修復に繋がるかを調べました。
彼らは恋人同士になりたてのカップル80組に依頼をしてカップルの片方に参加してもらい2つのグループに分けました。
1つ目のグループには3日間の間、1日20分間ずつ現在の相手との関係について自分が考えたり感じたりすること
2つ目のグループには同じ時間をかけてその日に起きたできごと
をそれぞれ書き出してもらいました。
そして研究者たちは3ヶ月後に参加者に対して連絡を取り恋人との関係について尋ねました。
その結果なんと、、、その日にあったことを書き出した人たちのグループで関係が続いていたのは52%だったのに対して、カップルの片方が相手に対して気持ちを書き出した人たちの77%と25%も高かったのです。
まとめ
つまりたった3日間、相手への気持ちを20分書いただけで関係が続く確率がなんと25%も上がったってことです。
これはかなり凄い数字じゃないでしょうか。たった3日という短期間でしかも費用もいらないで恋人との関係がよくなるんですから!
これはおそらく言語化することによって自分の気持ちを可視化することにつながって相手への思いやりなどがましたからではないかと考えます。
いずれにせよこの自分の気持ちを書き出す行為は鬱の発症を防いだり不安対策にいいって研究がけっこうあるのでそれが恋愛でも効果があったってことではありますね。
特に出産した後や長年一緒にいるとどうしても関係がよくなくなる時期があると思います。それをいつか元に戻るだろうとほおっておいて努力を怠ると愛する人を失うという最悪な結果を招きかねません。
少しパートナーとの関係が悪いかもと感じたなら十分に試してみる価値はあるともいます。
というわけで紙とペンをうまく使ってパートナーと長期的にいい関係を築いてみてはいかがでしょうか。
良い関係を作るためのオススメ本
参考文献:その科学が成功を決める