心理学ブログ

Just another WordPress site

ダイエットの心理学 成功するための科学 自己コントロールの心理学

自己コントロールを高める「欲求観察法」衝動的な欲求を回避するための方法とは!?

投稿日:2020年11月23日 更新日:

こんにちは、心理学ライターのshinです。

前回の記事で「皮肉なリバウンド効果」という心理作用について紹介しました。

忘れている方、もしくは前の記事をみてないよって方のために簡単に説明すると、私たちは特定のことについて考えないようにしようとすればするほど、我慢した反動で行動を取りやすくなってしまうというものです。

具体的な例を挙げると、ダイエットをしているときに食べ物のことを考えないようにしようとすればするほど食べるという行動を取りやすくなるわけです。

とはいえ、多くの人はこの思考を抑制するのは効果的だと感じてしまいます。

「じゃあどうやって自分をコントロールすればいいんだ?」ってなってしまいますよね。

実は少し考え方を変えるだけで劇的に欲求に強くなる方法があるんです。


その方法とは、、欲求をむしろ受け入れてしまって行動を抑えるというものです。

実際に心理学の実験でこの効果が証明されています。

思考は止められない、なら受け入れろ!?

ドレクセル大学の心理学者のエバン・フォーマンは他の複数の研究者とともに、研究を行い、「どうにでもなれ効果」への対策法を見つけました。

彼らは約100人の学生たちを集めて「ハーシーズ」のキスチョコが入った透明な箱を渡しました。

そして彼らに対して、48時間持ち歩いて食べないようにと指示しました。

この時、彼らは3つのグループに分け、それぞれ

1つ目のグループ:指示なし

2つ目のグループ:思考を抑制する(食べたいと感じたら、食べてはいけないと考える)

3つ目のグループ:欲求を受け入れる(食べたいと感じていることを認めるが、その通りに振舞う必要はない)

ように学生たちに指示しました。

つまり、3つ目のグループは思考を制御するのではなく、行動にフォーカスした方法をとりました。

そして48時間のテストが終了しました。

思考を抑制する2つ目のグループと、行動を抑制する3つ目のグループには結果に違いはあったのでしょうか?


驚くべきことに、頭に浮かんだ考えをコントロールしようとせずに欲求を受け入れた3つ目のグループの学生たちは、チョコレートを食べたいという欲求が湧いた回数が最も少ないことがわかりました。(彼らは普段は食べ物に対して自制心がない人たちだったにも関わらず)

さらに、思考を無理に抑制しようとせず受け入れた彼らは2日間、誰一人としてつまみ食いをしなかったのです。

まとめ

つまり、思考を無理にコントロールするのではなく、欲求を受け入れることで行動を抑制することができるようになるということです。


私たちは、ダイエットしているときに食べ物のことを考えてはいけないと思いこんで、欲求を無理に抑えつけようとする傾向があります。

しかし、実際のところなにかの思考を抑制しようとすればするほど、その思考はどんどん大きくなってしまう(シロクマ効果)ので、結果的に欲求に負けてしまって食べてしまう(ダイエットの場合)のです。

だからこそ私たちは、思考や欲求を抑えるのではなく、それを受け入れる(ただし行動には移さない)ことによって目標達成率が高まるのです。

この、欲求を受け入れるプロセスはどこかマインドフルネスとも似ているところがあると言えるかもしれません。(マインドフルネスも観察が基本なので)


というわけで、悪い癖を直したいのであれば、いったん欲求は受け入れて行動には移さないという方法を試してみてはいかがでしょうか。

じゃあまたね〜。





参考文献、オススメ本はこちら

生活を劇的に改善したいなら一読する価値のある健康本はこちら

-ダイエットの心理学, 成功するための科学, 自己コントロールの心理学

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

心理学的な衝動的な欲求のコントロール方法とは!?

こんにちは、心理学ライターのshinです。 今回も自己コントロールを高める方法について解説したいと思います。 あなたは普段の生活の中で衝動的に行動をして後悔してしまったことはありませんか? よくあるの …

ダイエットを成功させるにはストックを減らせ!?の心理学

こんにちは、心理学ライターのshinです。 1つ前の記事でも書いたように満腹感を得るためには自分がどれぐらい食べているのかを認識することが大事ですよ〜てことで食事日記ダイエットを紹介しました。 でもや …

成功体験に囚われる「ビッグウィン仮説」の心理学

こんにちは、心理学ライターのshinです。 人は現状維持を好みやすいというのはよく知られた事実です。社会科学の分野では「現状維持バイアス」という名前までついています。 たとえば、ダイエットを決意したの …

自分の将来はまるで赤の他人!?自己コントロールを破壊する思考の罠

こんにちは、心理学ライターのshinです。 あなたは自分がするべきことができなかった時に、明日ならできるだろうと考えたことはありませんか? たとえば、夏休みの宿題がなかなか終わらないのはほとんどの人が …

「成長マインドセット」を子供に身につけてもらう褒め方の心理学

こんにちは、心理学ライターのshinです。 前回の記事では「成長マインドセット」を身につけると人生のあらゆる面でうまくいくよって話をしました。 子供を育てている人や先生は、じゃあどうやったら「成長マイ …