こんにちは、心理学ライターのshinです。
お金の使い方次第で幸福度は変わるよ〜ていう話は前の記事でしたんですがじゃあモノを買うよりも経験を買う以外に幸福度を上げてくれるお金の使い方はないのって思った方もいるのではないでしょうか?
実は私たちが普段そのお金の使い方しっちゃったら逆に幸福にならないんじゃないのって思うような使い方が実は幸福度を上げてくれることがわかっています。
そのお金の使い方ってなんだと思いますか?
正解は、、、、
お金を他の人に使うってことなんですよ
これはけっこう衝撃の事実じゃないですか!
嘘だろ?と信じられない人も多いと思うのでそれを証明してくれた有名な調査と実験を紹介したいと思います。
利他的にお金を使うと幸福度がUPする!?
ブリティッシュ・コロンビア大学のエリザベス・ダンとその仲間は共同で2008年に収入と幸福感について調べるため、まず全国調査で、参加者に幸福感についての採点を頼み、自分の収入と、自分に使う金額と寄付などの自分以外に使う金額を書いてもらいました。
さらに別の研究では会社員を対象にボーナスを受け取る前と受け取った後の出費
と幸福の関係について調べました。
その結果2つとも同じような結果が見られ、収入をより多く自分以外の人に使う人の方が、自分のために使う人より幸福度が高かったのです。
しかしこれだと因果関係がはっきりしないということでダンとその仲間はさらに実験を行いました。
参加者に5ドルまたは20ドルの入った封筒を渡しそれを夕方5時までに使ってもらうように頼みました。
参加者は2つのグループに分けられ
1つ目のグループはお金を自分のために使うように
もう1つのグループは自分以外の他の人に使うように
それぞれ指示しました。
そしてその結果やはり金額の大小に関わらず、他の人にお金を使ったグループの方が幸福度が明らかに高かったんです。
まとめ
つまり、実験でも明らかになったように、私たちは自分自身にお金を使うよりも他の人のため、例えば友人や家族などにお金を使った方が幸せになれるってことです。
実際に脳内でも自発的に寄付を行ったときには、美味しいものを食べたりするときなどに働く側坐核と尾状核が活性化することがわかっています。
この現象は矛盾しているようにも思えたりするんですが、よくよく考えてみると誕生日などのイベントで大切な人にプレゼントをあげて喜んでもらえるとこっちまで嬉しくなっちゃうときありますよね〜。
とはいえ人のためにたくさんのお金を寄付したり、他の人に使ったりするのは、、と思われる方もいるかもしれませんが実験でも金額に関わらずということなので少額でも全然ありだと思いますよ。
相手からすれば何より人から何か貰うっていうのはそれだけで嬉しいですからね〜。
というわけで自分のためにで使うお金を少しだけ困っている人に寄付する、あるいは自分の大切な人にささいなプレセントを買ってみてはいかかでしょうか。
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