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仕事の心理学

死亡率が4倍になる転職すべき職場とは!?転職の心理学

投稿日:2020年9月30日 更新日:

こんにちは、心理学ライターのshinです。

近年では特定の会社に所属しないフリーランスをはじめとしてさまざまな働き方が出てきました。

とはいえ、まだ会社に所属して働くという形が基本的ではあります。


そういった中、会社員であれば一度は頭によぎるのが「今の仕事を続けようか、それとも転職すべきだろうか?」というものでしょう。

私は転職の経験がないので、経験からアドバイスすることはできないのですが、心理学的に転職すべきかについてアドバイスしたいと思います。

今の仕事を辞めるべきかどうかを判断するために、以下の質問に答えてみてください。

「今、やっている仕事は自分にコントロール感があるだろうか?」

もし、この質問に「いいえ」と答えたなら、仕事を辞めることを考えてみてもいいかもしれません。


というのも、実は決定権や裁量権を持たないと早死にするよっていう研究があるんです。

今回はその研究について見ていきましょう。

決定権や裁量権がないと死亡率は4倍に跳ね上がる!?

ロンドン大学の疫学研究者であるマイケル・マーモットは地位の高さと健康状態の関係を調べました。

彼は真実を確かめるため、イギリスの中央官庁で働く公務員1万8000人を対象に長期的な研究を行いました。


その結果、興味深い事実が発見されました。

健康状態の中でも、死亡するリスクというのは、喫煙や飲酒、日々の運動習慣などさまざまな要素が絡んできます。

しかし、マーモットさんによると死亡率のうち、喫煙やコレステロール値、血圧、肥満、運動で説明できるのは4分の1だったそうです。

つまりそれ以外の重大な要員として、地位と権力の有無だったのです。

そして、なんと地位の低い人は地位の高い人に比べて死亡率が4倍にも跳ね上がっていたということがわかりました。

まとめ

つまり、職場での決定権や裁量権が少ないと、日頃のストレスになるだけでなく、寿命にまで大きな影響がでるわけです。


心理学の世界ではよく「コントロール感」が大事だよっていう話がありまして、この「コントロール感」を感じられるかが人生において重要だとされています。

今回の研究はまさに職場でのコントロール感が死亡率にダイレクトな影響を与えたっていう裏付けとなるようなものでした。


特に日本の企業ではあまり裁量権や決定権を与えられないことが多かったりします。これはまさに年功序列や終身雇用によって上からの指示が絶対になってしまったことも要因にあるでしょう。

最近は少しずつ変わってきているとは思いますが、、

とはいえ、もしあなたが「決定権」や「裁量権」を与えられないような会社にいるのであれば、自分の健康のためにも転職を考えるべきかもしれません。


というわけで、あまりにも自分にコントロール感がない仕事は寿命を縮める可能性があるので転職を考えてみてはいかがでしょうか。

じゃあまたね〜。




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