こんにちは、心理学ライターのshinです。
世間でよく言われる有名な恋愛の雑学の一つに周囲から反対される恋ほど燃えるっていう話がありますよね。
例えば親に反対されているカップルとか、漫画でよく描かれる不倫とか先生と生徒の禁断の恋(現実でどれぐらいあるのかはわかりませんが、、)といったものです。
このような恋愛で有名なものといえばシェイクスピア劇の「ロミオとジュリエット」でしょう。この話はロミオとジュリエットはお互いの家同士の不和のために愛を裂かれてしまい、最終的には心中してしまうというものです。
このストーリーでは周囲に反対されることによって二人の間の燃え上がるような愛が描かれていますが、実際の恋愛でもこの反対されたり、二人の間に障壁があるとさらに恋は加熱するのでしょうか?
心理学的な答えは部分的にはイエスです。
実際にこの効果が証明された研究をみてみましょう。
反対されればされるほど恋は加熱する!?
リチャード・ドリスゴールとその仲間は、実際に現代でもロミオとジュリエットのように親の干渉によって二人がさらに深く愛し合うようになるのかを調べるため、コロラドに住む10代のカップル140組を調査しました。
すると、研究の対象となった期間に、親の干渉が強まった場合は愛情も強まり、干渉が弱くなった場合はこの愛情が冷めていきました。
つまり、親たちの干渉は例外を除けば、お互いの愛情を強めて、結婚したい思わせる要因になったことがわかったのです。
このような現象は先ほど書いたロミオとジュリエットのストーリーになぞらえて「ロミオとジュリエット効果」と名付けられました。
恋は親の反対などといった二人の間の邪魔をする障害があると燃え上がりやすいよってことがこの結果からわかります。
まとめ
しかし最近ではそもそもこの「ロミオとジュリエット効果」ってちょっと怪しんじゃないの、みたいなことも言われています。
近年の研究ではカップルに対しての親からの関係への反対は愛の感情を下げてしまうそうで、逆に周りの人からのサポートによって二人の絆は深まったするよってことが言われているんです。
とはいえ個人的には人は強制されたり自由を奪われることをとても嫌う生き物なのでこの効果は多少なりともあるんじゃないかって思いますね。
なのであなたの周りの人にやばめな恋人がいたとして、「やめておいたほうがいいよ」アドバイスしたいとしてもあまりにも否定的に言ってしまうのは、かえって気持ちが燃え上がる可能性があるのでやめたほうがいいかもですね。
というわけでいかがだったでしょうか。恋愛に関して書いている記事は他にもあるので興味ある方はぜひみてね〜。
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