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運の心理学

「運がいい」と思うと実際に運が良くなる科学的な理由とは!?

投稿日:2021年1月23日 更新日:

こんにちは、心理学ライターのshinです。

「運がいい」、「運が悪い」というのはその人の行動次第で変わるんじゃないの?という記事を一度、ギャンブラーの研究で出しました。

ざっくり言ってしまえば、勝ち続けているギャンブラーはリスクを取らなくなるから、さらに勝っているように見えて、負けているギャンブラーはリスクの高い賭けをしてしまうからツキがないように感じるっていうことです。

まあ、こういった研究から「運」って言葉の定義が難しくなってくるわけですが、、

とはいえ、やっぱり一般的に言う「運の良い人」はいるような気がしますよね。

じゃあ、「運の良い人」ってどんな性格してるのでしょうか?


実は、「運の良い人」はなんと「自分のことを運がいいと信じている人」なことが研究からわかっています。

詳しくみていきましょう。

「運がいい人の性格」とは!?

マンチェスター大学のアレックス・ウッド博士は「幸運になれる性格」について調べました。

彼は被験者全員に、「運に関してどう思っているか?」を問う22の質問をぶつけて以下の4つのグルーブに分類しました。

「自分を幸運だと信じている人」
「自分を不運だと信じている人」
「運の存在を信じない人」
「運の存在は信じるが、幸運でも不運でもないと思っている人」

その結果を性格テストの結果と比較するなどして幸運を招きやすい考え方、出来事の捉え方を調べました。


その結果、「自分を不運だと思っている人」は物事を非常に悲観的にみやすく、希望を高める行動を取りにくいということがわかりました。

一方で「自分が幸運だと信じている人」は常に物事を楽観的に受け止め、希望を高める行動を起こしていく傾向があることがわかったのです。

まとめ

つまり、「自分を幸運だと信じている人」の方が結果的に運を掴みやすい行動を取っていたということです。

この結論はよく考えてみると、とても当たり前ですよね。

たとえば、どうしても行きたいバンドのライブチケットを巡る抽選があったとしましょう。

運が悪いと考えている人は「どうせ当たらないだろう」と思いながら自分の名前で抽選を応募します。

一方で運がいい人はどうでしょうか?

「当たるかもしれない」というポジティブな考えを持っているので、自分の名前で応募するだけでなく、家族全員の名前で応募しました。

こうすると確率論的に後者の「運がいい」と思っている人の方が当たりやすくなるわけです。

こういったことの連鎖が結果的に本当に「運のいい人」と「運の悪い人」を作り出してしまうのです。

とはいえ、物事に対しての行動の仕方、捉え方に関してはいくらでも変えることができるので、「運が悪い人」が「運のいい人」になることは現実的に可能なのです。

坂本九さんの名曲の「上を向いて歩こう」は科学的にもかなり正しかったのですね(笑)。

とても当たり前のことですが、行動力を増やせば良いことに巡りあう可能性は高くなる、というただそれだけなのです。

ということであなたも行動力を高めて「運」を掴めるようにしてみてはいかがでしょうか。

じゃあまたね〜。






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