こんにちは、心理学ライターのshinです。
今までの記事ではどうすれば付き合えるのか、あるいは相手に好意を持ってもらえるようになるのかの心理的なテクニックを紹介してきました。
なので好きな人と両思いになれたという人もいると思います。(というかこれはほぼ願望ですが、、)もしまだ恋人がいないぜって方はぜひ恋愛心理学の記事を読んでみてください。
そうすれば今度はパートナーとできるだけ長く、もしくはずっと一緒にいたいと自然と思うでしょう。
しかし長年連れ添った夫婦のように、実際に長い間一緒にいると恋愛初期のドキドキはなくなり、やがて相手の嫌な部分ばかりが見えてきて関係が悪くなったりします。
とはいえそのような関係は望ましくないですし、いつまでもいい関係でいたいと思いますよね。
そこで今回は恋人との関係維持のための心理学をご紹介したいと思います。
デートなどにある工夫をするだけでパートナーとの関係がよくなるんですが、なんだと思いますか?
正解は、、、新鮮な活動を日常的に行うことだったんです。
実際に行われた実験によってこの効果が証明されているので見てみましょう。
マンネリ対策をするだけで夫婦の関係がよくなる!?
ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校のアーサー・アーロンは夫婦に恋愛時代のような興奮をさせると、二人の気持ちが蘇るのではと考えてある実験を行いました。
新聞で広告を載せて実験に参加してくれる夫婦を募集しました。集まった参加者夫婦に自分たちの関係性についての質問に答え、その後任意で2つのグループに分けられました。
1つ目のグループの夫婦にはマジックテープで手首をつないでもらい、一緒に障害物を乗り越えるというゲームをしてもらいました。(珍しいゲームグループ)
2つ目のグループの夫婦には夫婦の片方が四つん這いになり、渡されたボールを部屋の中央まで転がすというゲームでした。(普通のゲームグループ)
その実験終わりに参加者全員がアンケートを答え、自分がパートナーに感じた気持ちを評価してもらいました。
するとその結果、、、ボールを転がした夫婦と比べて障害物を乗り越えた夫婦は愛情を感じあう度合いがはるかに高かったのです。
アーロンはその後再度実験を行いましたが、今回はカップルを測る満足度を少し変えました。
実験者はゲームを終えた後、アンケートを答えてもらうのではなく、夫婦の会話をビデオで撮影しました。
そしてその結果を分析すると、、、障害物ゲーム組の方はボールを転がした組よりもはるかにプラスな言葉を口にする回数が多かったのです。
まとめ
つまり簡単にいえば、新鮮なことを二人ですると恋人やパートナーとの関係が改善されるってことなんですね。
付き合う以上は長い関係でいたいと思うのはとても自然で素晴らしいことだと思います。
しかしどうしても関係が長期化すると相手の嫌なところが目についたりマンネリ化したりしてうまくいかないということもあるでしょう。
さらにそれを放置していると関係の悪化や別れにつながりかねません。
もしこれからも今の相手と一緒にいたいと思うのであれば何か二人で新しいことにチャレンジしたり、いったことのないような場所に行ってみることがオススメです。
というわけで恋人やパートナーをいつまでも仲良くいたいならぜひ二人で新鮮で今までしたことのないようなデートをしてみてはいかがでしょうか。
良い関係を作るためのオススメ本:ギブアンドテイク
参考文献:その科学が成功を決める