こんにちは、心理学ライターshinです。
みなさんは自分の顔を鏡で見て、イケメンまたは美人だと感じたことはありますか?
まあこの質問についての答えは主観的なバイアスがかかってしまいますので、なんとも言い難いです。
しかしあなたが平均的な顔の持ち主だった場合、一度は芸能人のようなイケメンあるいは美人な顔になりたいと思ったことはあると思います。
じゃあ、実際にイケメンや美人は平均的な顔の人と比べて、どれぐらいの恩恵を受けているんでしょうか?
恩恵といっても、モテるとかあまり怒られないとかいろんな種類がありますがこれは数値として測れないので今回は経済面、特に収入の差についての恩恵です。
容姿のレベルが収入について与える影響について調べた面白い研究があります。
見た目での生涯年収の差はなんと約2500万円!?
労働経済学者のダニエル・ハマーメッシュとその仲間は見た目の魅力が収入にどのような影響を与えているかを検証しました。
彼らは収入と容姿を比較することで、この疑問に対する答えを導き出そうとしました。しかし、アメリカで1970年代以降に得られた全国的な調査の中に収入と容姿の両方のデータは得られるものはありませんでした。
そこで彼らはアメリカ人のサンプル2つを統合したデータでさらに「その他の要因」の影響を調整して、容姿の平均的な影響を測りました。
するとその結果、以下のようなことがわかりました。
1、容姿が平均より上と評価された人たちの場合、女性は8%、男性は4%ほど容姿が平均的だと判断された人たちよりも収入が高かった
2、容姿が平均より下と評価された人たちの場合、女性は−4%、男性は−13%ほど容姿が平均的だと判断された人たちよりも低かった
3、アメリカでは通学年数が1年延びるごとに、他の条件が同じ働き手より収入が10%ずつ増えるというデータがあり、これを単純に当てはめると、男性の容姿が収入に与える効果は、1.5年分の通学の効果を上回る
4、1と2の男女の平均の数字を使って美しい人と容姿がよくない人の生涯年収を比べてみると、なんと23万ドル(日本円で約2500万円ほど)になる。
というなんとも切ない研究になってしまいました。この容姿の影響が与える研究は他にも行われていますが、だいたい同じような結果が出ています、、、
まとめ
つまり、一言で言ってしまえば生まれつきの容姿のレベルは収入にまで影響を与えちゃってるってことです。
こんな結論を出してしまうと、美男美女は人生イージーモードじゃないかってなってしまいますが、いくつかデメリットもあります。
容姿が綺麗な女性は同性からの評価が約40%厳しくなるといった研究や、美しい弁護士がロー・スクール卒業後五年以内に事務所のパートナーになる確率は、並の容姿の女性弁護士よりも低かったという研究もあります。
これらは主に嫉妬ややっかみを美人の方がうけやすいかもねってことです。
とはいえ美男美女になんとかして勝つあるいは勝負できる方法はないの?て話ですが実はあります。
答えは筋トレです。
身体的な魅力をあげる(筋トレなど)によって収入格差が減らせるかもしれません。というのも太っている方が収入が少ないということがわかっているからです。
容姿、特に顔を魅力的にするのはかなり難しいですが、身体的な魅力を高めることは努力次第で十分に可能なわけです。
というわけで美形は得をするけど、ある程度までは筋トレなどの努力でなんとかなるよって話だったので、容姿に自信のない人はぜひ筋トレしてみてはいかがでしょうか。
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